創業支援のことをご存じですか?独立して会社を立ち上げようとお考えの方、また、個人事業から会社を設立しようとお考えの方が増えているようです。会社を設立しようとしているわけですから、ビジネスの経験やノウハウはきっとお持ちのはずです。しかし、新しい会社の設立には面倒な手続きが付き物です。そこで頼りにしてほしいのが税理士です。この記事では、創業の際に税理士がサポートをする創業支援についてお話ししています。起業をお考えの方は、ぜひ読んでみてください。
創業支援(起業支援)とは
創業支援とは、これから事業を始めようという方を、財政面、法務面、営業面、IT面、採用面など、あらゆる分野において支援しようという取り組みのことです。
国は現在、欧米と比較して低い水準にとどまっている「開業率」をアップさせて雇用を促進することで、特に地方において産業の活性化を図ろうと努力を続けています。その大きな枠組み全体を創業支援と呼びますが、ここでは「起業」をして、さらにビジネスを軌道に乗せていく段階で「税理士」に支援を依頼する創業支援に的を絞ってお話を進めていきます。
創業支援も税理士の仕事
税理士は、その名称からもわかるとおり、主に税の申告やその申告に関する相談を受けるのが主な仕事です。そのほかにも事業承継や会計サポートなども行っていますが、そんな税理士が近年、多く受けているのが創業支援の仕事です。ご紹介したとおり、国は創業支援に力を入れていますから、その創業支援活動の広がりから、税理士への支援依頼が増えているのかもしれません。
もちろん、財政面のプロフェッショナルである税理士は、創業時にとても頼りになる存在です。しかし、すべての税理士が創業支援を得意としているわけではありませんから、起業家は創業支援を熟知した、経験豊富な税理士を選ばなければなりません。
創業支援を依頼する税理士を見つけるには
税理士は、起業家が起業・開業を考えている段階から相談に当たり会社設立の手続きを代行してくれるだけではなく、融資や補助金を取得するための支援や、会社の立ち上げ後は特に経理において重要なサポートを行っています。近年は個人事業主の方の法人成りが増えてきており、税理士はほかの「士業」と連携をとりながら、創業を志す人たちをサポートしています。創業前から創業後の難しい時期にかけて支援してくれる人材がいることは、起業家にとってとても心強いことです。
ただ、そんな創業支援に強い税理士をどうやって探せばいいのでしょうか?
インターネットを駆使して検索
インターネットを駆使して税理士事務所のホームページを検索してみましょう。創業支援に強そうな税理士事務所をいくつか絞り込み、実際に税理士と顔を合わせて話をしてみることをおすすめします。
見積もりも比較
見積もりもそれぞれの税理士事務所に依頼しましょう。あくまで見積もりは参考であり、料金で決めるのではなくサービス内容で決めますが、当然ながら料金も税理士事務所選びの重要な要素です。
創業前後の時期に税理士に支援を依頼すべき理由
創業前後の難しい時期は、ひとりで物事を進めようとしてもなかなかうまくいかないものです。税理士に支援を依頼すると、以下のような点でビジネスを有利に進めることができます。
資金調達面の強力なサポート
税理士は企業のお金についてよく知る人間です。税理士は難しくなりがちな金融機関からの融資、自治体などからの支援に関するノウハウを持っています。会社を設立した初期の段階で不安を感じやすいお金のことも、税理士が近くにいれば強力なサポートを提供してくれます。
相談相手
経営者はひとりになりがちです。そんな経営者の相談相手になってくれるのが税理士です。税理士事務所に創業支援を依頼すれば、会社の設立後も財務状況や税務についての知識を中心に、会社を経営するうえで重要な情報を提供してくれます。
経理のことがわかる
経営者が完全に経理のことを理解しているかというと、そうではありません。しかし、会社を経営するうえで、経理のことをしっかり把握することは重要です。経理のことが理解できないと、立ち上げたばかりの会社を安定させ、将来の黒字化につなげることはできないでしょう。
税理士に創業後の経理にも関わってもらうことで、経営者にも経理のことが見えてきます。毎日のように経理に関われば、そのうちに決算書の読み方や利用方法も見えてくるものです。このような経営者になれれば、業績を見ながら適切な策を打てるようになります。
まとめ
創業前後の難しい時期にビジネスを支援してくれる人材が近くにいると、経営者にとってとても頼もしいものです。特に「企業のお金」に関する知識を持っている税理士は、起業家がこの時期に持つ多くの悩みを軽減してくれる存在です。これから会社を設立しようと考えている方は、「うしろ税理士事務所」までご相談ください。